米Netgear、オープンソースの無線ルーターWGR614L

 米Netgearは、オープンソースの無線ルーター「Open Source Wireless-G Router(WGR614L)」を発表、米国での販売を開始した。Linuxベースのファームウェア「Tomato」をサポートし、高性能なハードウェアスペックを実現、オープンソースコミュニティ向けのルーターとしている。

 「Windows Vista」動作確認済みの無線ルーター。802.11gのアクセスポイントを持ち、伝送速度は最大54Mbps。ファームウェアはTomatoと「DD-WRT」に対応、オープンソース開発者はさまざまなアプリケーションを容易に開発できるという。まもなく「OpenWRT」もサポートする予定。

 ハードウェアでは、240MHzの「MIPS32」CPUコアなど米Broadcomのプラットフォームを強化した。4MBのフラッシュメモリと16MBのRAMを持つ。外部のdBiアンテナ2本に加え、内部にもアンテナを統合することで、性能と伝送範囲を強化した。TCP/IPルーティング、VPNパススルー(IPSec、L2TP)、NTT、PPTP、PPPoE、DHCPなどに対応した。SPIファイアウォールも利用できる。

 Netgearは、オープンソースコミュニティ「NETGEAR Open Source Router Community」にて、同ルーター向けのダウンロード、マニュアルなどのサービスを提供している。

 WGR614Lの価格は、1年間のハードウェア保証付きで69ドル。

米Netgear
http://www.netgear.com

NETGEAR Open Source Router Community
http://www.myopenrouter.com