米IBM、Web 2.0機能をサポートしたポータルサーバーを発表

 米IBMは4月9日(米国時間)、ポータルサーバーの最新版「IBM WebSphere Portal 6.1」を発表した。タグ付けなどのWeb 2.0機能を加えることで、生産性を改善するという。対応OSは、「IBM AIX」「HP-UX」「IBM i5/OS」「Red Hat Enterprise Linux」「SUSE Linux Enterprise Server」「Sun Solaris」「Windows Server」。第2四半期中に提供を開始する。

 WebSphere Portalはポータルを構築できるソフトウェアで、社内、インターネットの両方の情報を安全に組み合わせることができる。

 最新版では、新機能としてライブテキストタグを加えた。テキストをクリックすると関連情報を表示できるもので、たとえば営業担当が顧客の住所をクリックすると行き方を示す地図情報が表示されたり、顧客名をクリックすると電子名刺が表示される、などのことを実現するという。

 Webページの一部のみを更新する機能も加わった。Webページ全体を更新する必要がなくなり待ち時間が減ることから、ユーザーの満足度を改善できるという。ポートレットの機能を拡充しセキュリティを改善しながら、直感的にアプリケーションを構築できるという。テンプレートやサイト作成ツール、設定オプションも充実させた。

 IBMは同日、同ソフトウェア向けのアクセラレータ3種も発表している。

米IBM
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