WEP解析ツール「Aircrack-ng」、正式版が登場

 WEP解析ツール「Aircrack-ng」の開発チームは9月8日、「Aircrack-ng 1.0」を公開した。Windows、Linuxに対応、ソースコードやバイナリをプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 Aircrack-ngは、802.11 WEPとWPA-PSKのキー解読プログラム。FMS攻撃、KoreK攻撃、PTW攻撃などを実装、高速な解読を特徴とする。パケットスニファー、分析ツールなどを備え、無線ネットワークの監査ツールとして利用できる。

 最新版は、2007年10月にベータ版が公開されて以来の正式版となる。RC4からの変更としては、32ビットと64ビットに対応、wesside-ng、airmon-ngなど多数のバグ修正がある。

 正式版のリリースと同時に、ロゴとWebサイトも一新した。ライセンスはGPL v2を採用、VMware用イメージもある。

Aircrack-ng.org
http://aircrack-ng.org/